塩村議員に対するセクハラ野次について考えたこと
塩村文夏議員に対してセクハラな野次がとんで問題になった事件で、
私がまず第一に思ったことは、
「それは公の場で、議員が議員に言うことではない」
ということ。
議員が公の場で言ってしまうと、野次であろうと、「日本の政治はこんな感じです」と公言していることになってしまう。
つまり、日本の政治は、女性に対して「早く結婚しろ」「自分が産めよ」と軽々しく言っていることになる。
問題の根本が無視されているようにしか見えない。
もし塩村議員に個人的に文句が言いたいとか、個人的に嫌いなのなら、議会でやらないで、外で個人的に言えばよいではないか。
そっちのほうがいやらしいと感じられるかもしれないが、
議会でやることではないことは確か。
問題の根本は違う。
会社の人とも話したけど、
産みたくても産めない人の苦しみはとてつもない。
前の会社で不妊治療している女性がいたが、半分気が狂っていた。
日本社会が望むとおりに子供をつくろうとしていても、つくれない人もいる。
幸せな結婚をして、家族をつくって…という当たり前の夢さえ実現できない人たちがいる。
そしてそれは女性側の問題だけではない。実際に、「僕の精子はだめでした」と言ってた男性にお会いしたこともある。
かたや、避妊しなかったせいで学生の時に妊娠してしまって、トイレに捨ててくるような女性もいるわけで。
私はだいぶ大人になってから男性とお付き合いしたので、
その両極端が頭の中に入っていた。
どのみち、うっかり妊娠することなど絶対に許されないと決めていた。
相手が避妊できないなら、別れることを決意したこともあった。
女性陣はこの事件に対して、断固たる姿勢を取らなければならない。
そして、塩村さんが恋カラで問題発言をしていたとか、グラビアやってたとか、そんなことは抜きで、女性蔑視として断固たる意見を持ってほしいと思う。
塩村さんに同情するかどうかは問題ではないの。
【これはさすがにレベルの低すぎる議論】
大事なのは、日本の政治のレベルがこの程度だった、という衝撃の事実を重く受け止めること。
そして、未だに日本の女性はこのレベルの扱いをされているということに強く気を引き締めてほしいということ。
【こっちが正論ね】