アダルトチルドレンの本を読んで泣いた
こんな本。30分で読めるし安いので買ってスマホで読んだ。
最後のほうは号泣してしまうので、家に帰って読み終えた。
生きづらさの正体はアダルトチルドレン。その根本原因を解消し、楽な生き方を手に入れる。30分で読めるシリーズ
- 作者: 梅岡幸子,MBビジネス研究班
- 出版社/メーカー: まんがびと
- 発売日: 2017/09/08
- メディア: Kindle版
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ラストのお手紙の部分、こんなん、結婚式で親に言われてみたいと思うが、うちの親は絶対言ってくれないと思う。
実際、妹の結婚式での父のスピーチはくだらなさすぎて、遠い目になった。
あのひと、自分の母が亡くなった時も、最後まで嘘ついてた。
親との関係がうまくいかないと、結婚もうまくいかない。
親とうまくいってないから、自分も親になりたくない。私がそうだから。
妹が結婚してしばらくした時に、私に、
「ねえお姉ちゃん。
私、旦那の家にいったとき、『ああ、これが本当の家族なんだ!』って思ったんだ」
って言った。
妹は、何度教えても、「老舗」を「ろうほ」って読んでしまうくらいの大馬鹿だが、そんな彼女でも、家族のありかたについては敏感だったのだ。
もうひとりの妹は完全に家族を捨てていて、
結婚式すら挙げなかった。
入籍は事後報告。泣きながら。親は私に愚痴を言ってくる。
私も、妹も、親が嫌いなのだ。
うちの親は、祖母を半介護(歩けるので介護ではないのだが)して家に泊めてたとき、散々文句を言って、はよしねくらいに言っていた。
しかも祖母が亡くなったあと、ゴ●ブリが出たので、化身だとか言って散々文句を垂れた。確実に呪われると思う。
正直に言うが、どんなにお金をつぎ込んで育ててくれたとしても、あいつらはクズだ。特に父親。
母親はクズのいうことに従ってきてしまっただけだが、意志が弱いので同列扱いになってしまう。
彼女は私が高校生の時、離婚したいと相談してきたので、すればいい、と言った。傷ついたけど。離婚するべきだったと思う。
まあそんな感じの、隠れた毒親って大量にあの時期に沸いたんだと思う。
社内恋愛。キラキラしたバブル世代。会社にさえ行っていれば、大量の金がもらえた。
結婚さえすれば、幸せ。金さえあれば幸せ。子供は3人以下で、大学さえ行かせれば、幸せ。
というテンプレをなぞってきた、機械のような人たち。
その後に待ち受けたのは就職難と結婚難だった。ここでテンプレが崩れ、親は何もできなかった。ただ、子供を責めたりからかったり叱咤することしかできない。
私はあのひとたちを好きになれないけど、
あのひとたちからの愛情はもう求められない。
突き放し、引きはがし、別の場所で幸せにならなきゃいけない。
そういう覚悟をくれた本だった。
ただただ、アダルトチルドレンのすべての原因は子供時代の扱いにあった、というのはわかってはいても、いざ突き付けられると本当に悲しくて、涙が出る。
泣くとちょっとすっきりするので、親が嫌いでとりあえず泣きたい人にはいいかもしれない。