そんなこと

罪悪感という最後の良心と共に。愚痴と正論の間を行き来しながら、自分を模索していくブログです。

アダルトチルドレンの本を読んで泣いた

こんな本。30分で読めるし安いので買ってスマホで読んだ。

最後のほうは号泣してしまうので、家に帰って読み終えた。

 

 

生きづらさの正体はアダルトチルドレン。その根本原因を解消し、楽な生き方を手に入れる。30分で読めるシリーズ
 

 

 

ラストのお手紙の部分、こんなん、結婚式で親に言われてみたいと思うが、うちの親は絶対言ってくれないと思う。

実際、妹の結婚式での父のスピーチはくだらなさすぎて、遠い目になった。

あのひと、自分の母が亡くなった時も、最後まで嘘ついてた。

 

親との関係がうまくいかないと、結婚もうまくいかない。

少子化の原因のひとつは、核家族化と毒親の所為だろう。

親とうまくいってないから、自分も親になりたくない。私がそうだから。

妹が結婚してしばらくした時に、私に、

「ねえお姉ちゃん。

私、旦那の家にいったとき、『ああ、これが本当の家族なんだ!』って思ったんだ」

って言った。

妹は、何度教えても、「老舗」を「ろうほ」って読んでしまうくらいの大馬鹿だが、そんな彼女でも、家族のありかたについては敏感だったのだ。

 

もうひとりの妹は完全に家族を捨てていて、

結婚式すら挙げなかった。

入籍は事後報告。泣きながら。親は私に愚痴を言ってくる。

 

私も、妹も、親が嫌いなのだ。

 

うちの親は、祖母を半介護(歩けるので介護ではないのだが)して家に泊めてたとき、散々文句を言って、はよしねくらいに言っていた。

しかも祖母が亡くなったあと、ゴ●ブリが出たので、化身だとか言って散々文句を垂れた。確実に呪われると思う。

 

正直に言うが、どんなにお金をつぎ込んで育ててくれたとしても、あいつらはクズだ。特に父親。

母親はクズのいうことに従ってきてしまっただけだが、意志が弱いので同列扱いになってしまう。

彼女は私が高校生の時、離婚したいと相談してきたので、すればいい、と言った。傷ついたけど。離婚するべきだったと思う。

 

まあそんな感じの、隠れた毒親って大量にあの時期に沸いたんだと思う。

 

社内恋愛。キラキラしたバブル世代。会社にさえ行っていれば、大量の金がもらえた。

結婚さえすれば、幸せ。金さえあれば幸せ。子供は3人以下で、大学さえ行かせれば、幸せ。

というテンプレをなぞってきた、機械のような人たち。

その後に待ち受けたのは就職難と結婚難だった。ここでテンプレが崩れ、親は何もできなかった。ただ、子供を責めたりからかったり叱咤することしかできない。

 

私はあのひとたちを好きになれないけど、

あのひとたちからの愛情はもう求められない。

突き放し、引きはがし、別の場所で幸せにならなきゃいけない。

そういう覚悟をくれた本だった。

 

ただただ、アダルトチルドレンのすべての原因は子供時代の扱いにあった、というのはわかってはいても、いざ突き付けられると本当に悲しくて、涙が出る。

 

泣くとちょっとすっきりするので、親が嫌いでとりあえず泣きたい人にはいいかもしれない。